本屋さんに足を運んだら、いつの間にか発売されてて!
チェックし忘れてました…(>_<)
「恋と巡礼」

吉田秋生(小学館)
待ちに待った海街の8巻目です。
今回も内容が重いけど…女性が輝いてる一冊だなぁ

…と思ったんです。
特に87ページのチカちゃんの背中

66ページの右下、愛の狩人(笑)の生きてナンボ!
123〜124ページにかけての
すずちゃんの表情の変化

幸姉も大船も…なんか良かったなぁ(^_^;
私はこのシリーズで随分と人生の勉強をさせて頂きました。
世の中には本当に、自分の理解の域を遙かに超えている
よくわからない人種というのがいるもので、
たとえイヤでも、最低限の常識としてそれってダメでしょう?
…と思えることでも、平然とやってしまう存在がいることを知りました。
(それは主に介護に関する事柄ではあったんですが。)
海街は1巻目からどろどろな展開になって行くんですが、
それが実際に起こりえることなんだ…と、
前もって漫画で読んでおいて本当に良かったなぁと思ってます。
香田家の姉妹は、たとえどろどろに巻き込まれても、
潔いような気がします…

その、潔さがとても心地よい。
それは…もしかしたら、頭の固い保守的な人には
理解できない世界かもしれませんね(^_^;
でも、私がいま親しくさせて頂いてる友人達は(男性も女性も)基本、
あんまり変わらないなぁ…と感じるのはやっぱり、
友人や家族とも正面から向き合って、お付き合いや手伝いや、
通院、介護なども経験している人が多いこともあるとは思いますが
漫画を読むことの他にも、何か別の趣味を持っていて、
それがキラキラと滲み出てるせいなのかもしれません?
そんな友人達を見ているのがとても好きです

次女の佳乃の、155〜156ページにかけての
「ご縁」の話しもほんとうに頷くばかりで
私は奇跡的な「ご縁」に恵まれてるのかもしれません。
ご縁が無かった場合は、いさぎよく諦める…というのも
人生のステップにおいて、とても大切な事なんじゃないかと思います。
(…と、某・高齢者のかたにお伝えしたいです)
119〜122ページにかけての緩和ケアの話しも、
すずちゃんとは全く別で、
末期癌で匙を投げられて転院を迫られてたのかと
ずっと悩んでいたんですが…。
病気に身体を蝕まれながらも、
最後まで、にこにこ笑っていられた母のこと思うと、
緩和ケア病棟でよかったのかも…。
今になってようやく、それを感じるようになったのも、
この本のお陰でした。
(そして、たった2日前には元気だった母のいきなりの訃報を耳にして
電車とバスで向かう中、真っ先にお悔やみメールを送ってくれたHさんと、
しょぼん…な私を慰めてくれて、ほっこりDVDを送ってくれた
Iセンセー………、には心から感謝しています。
立ち直る力をくれたのはそんな友人達のお陰です。)
本当に…友達の存在がありがたかったです。
階段を少しずつ登るように、それぞれの人生を行く人達。
楽しみでもあり、怖くもあり、
でも、きっちりと受け止めて、読むのが楽しみでもあります。
ほんとうに、このシリーズのお陰で世界観が変わりました。
感謝、感謝な漫画です
posted by さえぐさじゅん at 17:00|
漫画&アニメの話